説明ビデオ


災害の多い日本

世界で発生する地震のうち、10%が日本周辺で起きています。30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率でも、太平洋沿岸を中心に広い範囲で高確率となっており、地震が起きても大切な命と財産を守るために何ができるのかを考えていくことが重要です。

災害時に最後の「命綱」となるラジオ

停電時でも乾電池でも動作し、自動車にはほぼ100%備え付けられているラジオは、最後まで残るメディアだと言われています。停電ではテレビは使えず、またスマートフォンなどは基地局が被災すると広いエリアが県外となります。またネットや電話は「輻輳(ふくそう)」と言われるアクセス集中による繋がりにくい状態に陥ります。

実際に東日本大震災では、災害発生直後に利用したメディアとしては、ラジオが68%と最も高く、また発生後1週間で見ると、ラジオは76%へと上昇したという結果が出ています。災害に強く、多くの人に一斉に伝達するメディアとしてはラジオが最も適しており、大災害時に市民へ重要な情報を伝達できるため、ラジオは「最後の命綱」と言えます。

ラジオを街中の自動販売機に取り付ける

街中にあって普段から電源に接続されている「自動販売機」に防災ラジオを取り付け、コミュニティFMが放送する各種お知らせ情報を街中に流すことができる仕組みが、街かど安心安全ラジオ事業「飲む防災、飲む防犯」です。

行政が整備する「防災スピーカー」は設置に膨大なコストが掛かり、また維持管理にも予算が必要です。この防災ラジオ付き自動販売機は、すべて民間の力で設置でき、また維持費も掛からず、この自動販売機が街のあちこちに設置されることで、隈なく情報を伝達可能となります。